2021-05-08

2021 ほんだ自然農園さんで 季節とめぐる野菜の一生レポート(4月分) 

今年もスローツアーの人気企画、「ほんだ自然農園さんで 季節とめぐる野菜の一生」イベントがはじまりました。

4月に開催した第1回目のレポートを、スローパートナー(カフェスロー サポートチーム。通称「スロパ」)の、ななさんが書いてくれました。

イベントの雰囲気が伝わる内容になっていますので、ぜひお読みください。次回も楽しみです。


こんにちは、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
ぽかぽかした過ごしやすい季節になってきましたね〜

私は本多さんの畑に行くのが初めてだったのでとてもワクワクしていました。

今回は今年の第一回目ということで、本多さんは参加者の私たちに丁寧に教えてくださいました。

―本多さんの農業について―
・自然農

[大事していること]
耕さない
土を はだか にしない
循環(例 種の循環;種をとってそれをまた蒔くことで種が循環する)

どういうことなのか、実際にお話しを聞きながら体験しながら学んでいきます!


当日は晴天で、外で過ごすのにはピッタリな陽気です。
本多さんは畑の土や野菜について説明しながら、私たちを案内してくださいました。
広くて青い空と、一面緑いっぱいの畑(自然農では草は抜かないので沢山生えています)。
たんぽぽも咲いていて春の訪れを感じました。

[土について]
畑の土はこんな感じで、「さらさら」ではなく「ポロポロ」。
土のかたまりが大きい←「団粒構造」といって水はけが良く、保水機能にもなっています。

虫もたくさんいました。春が来たのを実感します。この畑でのびのび暮らせる虫たちはラッキーですね。

[ごぼう]

大きく広がっているのがごぼうの葉。この下の根っこの部分が普段食べている部分です。ごぼうの周りも緑いっぱいで、草は生やしたままになっています。

[のらぼう]

のらぼうの実食タイム。みんなでパクパク頂きました。くせはなく、ほんのり甘さがありました。

[玉ねぎ]

玉ねぎは土の栄養がたっぷり必要。本多さんは種を9月に蒔いて、6月に収穫しています。想像以上に時間や手間がかかっていて驚きです。

[そら豆]

花を見たのは初めてだったのですが、こんなに綺麗なのですね。

[えんどう豆]

つるを引っ掛けるためにネットではなく、お家でとった竹の枝の部分を立てかける予定だそうです。←循環ですね!
ちなみにこれを被せると冬の寒さ対策にもなるのだとか。

【作業】いざ!

まず鎌で草刈りをします。上部を切る感じ、あえて根っこは抜かないのがポイント。

本多さんが鍬で耕します。

種まき;ルッコラ(右側)と二十日大根(左側)

[ルッコラ]

種と種の間は1〜2cmくらいで、パラパラ蒔いていく。薄く土をかけた後、土としっかり密着させる。密着させることで水を外から吸い上げられる。

[二十日大根]

種の粒が大きいので、割と発芽しやすい。2〜3cm間隔で蒔いて、土を被せる。

まずは手で、種と土を密着させます。(この作業、個人的に好きです!)

本多さんが桑で、より密着させます。

土の上に被せるための麦の葉を刈ります。

土が見えなくなるくらいまでたっぷり草を被せていきます。草を山盛りにして完成です!


東京の自然農の畑、本多さんの畑は心地よくて木の下で昼寝をしたくなるような、そんな空間が広がっていました。作業ひとつひとつが丁寧で、畑と向き合う時間はとても楽しかったです。

自然農とは自然の本来の力と、人間のほんの少しの力添え、という感じでしょうか。まだまだ奥が深そうなのでこれから本多さんのもとでじっくり感じて学びたいと思っています。

不思議なことに、本多さんのお話しを聞いていると秘めた想いだけではなく、「気楽さ」みたいなものも感じました。これについては言葉にするのにもう少し時間がかかりそうなのでまた今度にします。

最後に本多さんから種を頂きました。まずは私もやってもみようと思って自宅の小さなスペースに植えてみました。これを読んでくださっているみなさん、何か育てていますか?もしまだなら、ぜひ一緒にやってみましょう〜!私自身は新たな世界に一歩足を踏み入れたような感覚で、ワクワクしています。

最後まで読んで下さりありがとうございます。次回も楽しみです。それではまた!


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