2018-04-15

私たち、自然農1日目
ほんだ自然農園さんで 季節とめぐる野菜の一生レポート

発表してわずか2日で満席となった当イベント、本日ようやく1日目を行うことができました。

野菜の「種植え」から「収穫」、「種取り」までを年間を通して体験してみようというこの企画。受け入れてくださったのは国分寺の「ほんだ自然農園」さんです。

えっ、東京で自然農?しかも国分寺で??

初めて本多さんの話を聞いた時には私も驚きました。一体どういう方がやっていらっしゃるのだろう。東京の自然農の畑はどのようなものなのだろう。

そう思いながら本多さんの畑に足を運び、まず驚いたのはその一面に広がる緑色。ここは空き地か公園か、と見間違えるほど様々な草花が生える風景。

ここにカブが植わっていると教えられて見てみると、そこに生えているのはカタバミやカラスノエンドウ、スギナなど…

たまらず「本多さん、カブどこですか??」と伺い、指をさしていただいた先に見えたのは、稲わらでマルチされた隙間から出てきている小さな芽。この時期は、野菜よりも雑草の方が目立つ畑。これが本多さんの畑でした。

草むらの中に生えるニンニクや、稲わらにツルを絡ませて伸ばすスナップエンドウなど、その一つ一つに驚きながら辿り着いたのは、スローツアー用に準備してくれた畝。

…ほんださん!ここも草むらです!!! と言いたい気持ちをぐっとこらえ、どのように種を播くのかを早速教えてもらいます。

まずは葉物野菜から。わさび菜の種を見せていただき、これを植えて、収穫して、また種になるまでをこの1年間かけて行うということを確認。

自然農では、草を抜くことはしません。本多さんの場合は種を播く前に、鎌で雑草の地上部だけを刈り、根の部分は残しておきます。この根が地中で枯れればそれは栄養になり、その枯れた部分に隙間が出来、野菜の根が伸びやすくなるのだといいます。

そうして土の部分を出したところに、葉もの野菜の種を播き、鎌の背の部分でトントン叩くと自然と種が土の中に潜る。そしてその部分を上から手で押さえつけ、最後に稲わらをひく。そうした、とても丁寧な作業で種を植えていきます。

今回植えた葉物野菜は、「わさび菜」、「新晩生小松菜」、「早生千筋京水菜」、「赤リアスからし菜」の4種類。同じアブラナ科でも、たくさんの種類の野菜があります。

続いて「時なし大根」。今度はこうして指の第一関節の深さまで穴を空けて種をまきます。

みんながポキポキ追っているのはショウガ。

ショウガとサトイモは一緒に植えると相性がよいそうなので、これを交互に植えていきます。

最後はみんなで支柱をたてて、稲わらを吊るし、

支柱の底の草を刈ったところに「いちず菜豆(サヤインゲン)」を植えるところまでをして、本日の作業時間はあっという間に終了。

耕さず肥料もやらないどころか、水もやらず草もぬかずで、何もしないように見えて野菜たちが育つために必要なことにそっと手を差し伸べる本多さんの優しい自然農。まだ私たちは自然農1日目ですが、少しだけその気持ちよさが分かったような気がしました。

最後に記念撮影をしたら、ここにアスパラガスがあるから食べてみてと言われて移動した先が、なんとまた草むら!

ほんださん、ここのどこにアスパラがあるんですか…と心の中で思いながら視線を下げて探すとあったあった!! よく見るとニョキニョキ生えています。

早速ポキっと追って一口に頬張ると、、、甘~~い!!しかも水が滴るのではないかと思うほどジューシー。なんて美味しいアスパラガスなんでしょうか。さすがです本多さん!!

美味しいお土産に喜びながら、これにて本日の体験終了。大人も子どもも楽しんだ1日でした。本多さん、ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました!

今日植えた種が、来月どうなっているのか楽しみです◎

 


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