10/27に行った、ソーラー女子・フジイチカコさんの「電気代0円暮らし」見学と、レジャーシートを使ったソーラークッカー作りWS。多くの方にお越しいただき、美味しいランチを食べながら和やかに終了いたしました。
いつもここでは終了報告として当日の様子を書いていますが、今回は当日の様子ではなく、その後実際にスローツアー鈴木が自宅でソーラークッカーを使ってみた話を書かせていただきます。
なにせこのソーラークッカーは本当に優れもの。あっけないほどに簡単なので、今回のイベントに参加できなかった方にもぜひご紹介したく思います。
まず驚くのが、必要なものの少なさ。
チカコさんはこのソーラークッカーを、災害時にも使えるのではないかというところまで想定されているので、今回の材料はどこでも買いそろえることが出来、かつコンパクトに収納しておける材料で用意していただきました。
まず使うのは、このレジャーシート・・・
の、裏側です。レジャーシート版ソーラークッカーでは、この銀色の部分を反射板として使います。
このレジャーシートに魔法の線を引き、
その線を目印に折ったり曲げたり大型クリップで止めたりしていくと
こうした形に組み上がるのですが… なんと驚くなかれ、これにてソーラークッカーの完成です!
これが出来たなら、続いて今回のイベントにお手伝いで来てくれた、お日さまクッキング市実行委員会のメリルさんのブログを拝見。
有難いことに、メリルさんはこのソーラークッカーを使ったお料理レシピをこのブログで紹介してくれているので(現在そのレシピ数は100個超!)、はじめての方でも参考にすることができます。
ブログを読みながら、そういえば昨日卵を買い過ぎたんだったと思いだし、今回は卵料理に挑戦してみることに。ふむふむ、オムレツもいいなぁ、だし巻き卵も作ってみたいぞ。
なんて思いながら、はじめてなので失敗したら困ると思い、簡単そうな温泉卵にすることにしました。
こうして黒いケーキ型に卵を入れて水を半分注ぎ、
▲黒いアルミホイルを蓋としてかぶせて
▲ケーキ型を透明な袋に入れて、お日様の方へ向けて設置!なんとあっけないことに、たったこれだけで料理終了。あとは待つだけです。
▲ゆで卵が出来るまでの間、縁側で遅めの朝ご飯を食べました(設置時間:朝9時30分)。
庭で育てているカブやラディッシュの様子を見ながら、お日様って植物も育ててくれるし、ぽかぽか人にも気持ちがいいし、これで料理まで作れてしまったら最高だなぁ。と思いながら待つこと2時間。
11:30。お昼どきを狙ってアルミホイルを取ってみます。
ドキドキ…出来ているかな??
たちのぼる湯気! ケーキ型も素手では触れないほどの熱さ。これは期待大!!
はやる気持ちを抑え、簡易ビビンパを作り、そのうえにとろ~り温泉卵をかけ……
…ようと思ったところ、出てきたのはなんとゆでたまご!!!
温泉卵を軽く通りこしてしまうほどの熱さになっていたなんて、レジャーシート版ソーラークッカーおそるべしです。確かにこれくらい熱くなるならアイデア次第で色々な料理に挑戦することが出来そうです。
レジャーシートは使わない時は小さく畳んで収納しておけますし、本来の目的の通りに敷物として利用することも出来るので、災害時の備えとしてこの方法を知っておくのも良いのではないかと思いました。
聞くだけでなく、実際に使ってみて深い実感がわくイベント。たったこれだけのことで、お日様の見え方も変わってくるから不思議です。お日様のパワーを見える化してくれるソーラークッカー。しかも電気代もガス代もかからない。じわじわ熱が入っていくので、ゆでたまごの白身も固くならず、調度よい堅さでとっても美味。
これはもっと広まったらいいなぁと思ったので機会があったらまたWSを開きたいと思っています。ご興味のある方、ぜひお声を聞かせていただければ幸いです。
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ちなみにイベント当日は、チカコさんのお宅にも訪問し、電気代0円暮らしの様子も見させていただきました。
玄関先で、本当に電気メーターから配線が抜けている様子を見させていただくところからのスタート。これだけでも驚きですですが、チカコさんは電気を悪者にするわけでなく、あくまで暮らしの楽しさとしての様々なアイデアを使って生活をされています。
本当はこちらもメインイベントだったので、このことも書きたいのですが、それはまたの機会に。チカコさんの豊かな暮らしに、自分自身の生活を振り返る良いきっかけをいただくことが出来た一日でした。
フジイチカコさん、今回は本当にどうもありがとうございました!! 私も少しずつ楽しく実践していきたいと思います。
▷チカコさんについては、下記の書籍がおすすめです。
→ソーラー女子は電気代0円で生活してます! (フジイチカコ著)
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そして今回は、ソーラークッキングの実践経験が豊富なお客様もいらっしゃってくださいました。その方が作られているサイトも情報量が多いので、そちらも是非ご覧ください。
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