2019-02-15

めぐり、つながる、職人の仕事 ~写真家・大西暢夫さんスライドトーク~

(トップ画像:大西暢夫さん提供)

日本文化を深く支えてきた、様々な職人の仕事。その高い技術と専門性から、それぞれの仕事は独立して行われているように感じますが、じつはこれらはお互いに関係しあっているのだと、日本各地の職人を長年取材してきた写真家の大西暢夫さんに教えていただきました。

たとえば『藍染め』なら、藍の葉を『むしろ』で覆って発酵させる作業があり、その際の燃料として、ハゼノキを原材料として作られる『和ろうそく』の絞りカスが使われていたのだといいます。

互いに関係が無さそうに思える職人の仕事も、じつはそれぞれが関わり合って成り立っており、ある仕事ではゴミになってしまうものが、ある仕事では有用なものとして再利用されていく、そんなつながりが見えてくるそうです。

ほかにも、防虫剤の『樟脳』を作る過程で出るクスノキの灰が、もち米を灰汁で炊く南九州の郷土菓子『あくまき』を作るのに使われるといったことなど、これまで見えていなかった職人間のつながりについて、お写真を見せていただきながらお話を伺います。

職人だけでなく、ダムに沈む村や精神病棟の取材、いのちと食といった様々なテーマの取材を続けてきた大西暢夫さん。

映画「水になった村」やアール・ブリュット作品とその作者の撮影、そして精神科病院に長期入院する患者を追った最新作「オキナワへいこう」など、どの取材も長い時間をかけて深く向き合うその姿勢に心を掴まれている方は多いと思います。

日曜日の夜。休日の締めくくりに是非ご参加ください。

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【めぐり、つながる、職人の仕事 ~写真家・大西暢夫さんスライドトーク~】

▷日付:2019年3月3日(日)18:30受付開始 19:00開始 20:30終了
▷会場:国分寺カフェスロー
▷参加費:1,500円+1オーダー
(小学3年生までは参加費無料、小学4年生から高校生までは参加費1,000円となります。)
▷お申込み方法:下記フォームからお申込みください。
https://goo.gl/forms/yKdDz1u8HJfaCA6A3

【ご予約限定弁当(1,000円)も承ります!】
旬のお野菜を使ったお惣菜4品と、もちもち玄米をたっぷり詰めたカフェスロー特製弁当です。
(お弁当をご注文の方は、上記1オーダーは不要となります。)


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