2019-03-04

<後期も満席となりました!>都会ではじめる農的暮らし
さとやま農学校@国分寺がはじまります!

※9月23日16時現在、後期分も満席となりました。
多くのお問合せどうもありがとうございます!


季節の移り変わりや天候の変化、土の中に息づく多くの微生物や虫、そして地上の動物などが複雑に関わりあって生み出される自然の恵み。

私たちの生活の向こう側には、そうした自然の風景と、その恵みを活かして作物を育てる農家さんがいらっしゃいます。普段見えづらくなってしまっていますが、私たちの日々の暮らしは「自然」や「農」の営みによって古くから支えられてきました。

だからなのでしょうか。忙しい日々のなかで、たまに農家さんを訪ねて土に触れさせていただくだけで、なにかとても安心した気持ちにさせられることがあります。おそらく農に触れることは、食料の自給という側面と同じくらい、私たちの生活のバランスを取るために必要なものなのかもしれません。

そうした意味で、出来れば都市部にいても「農」に触れる機会を作りたい、意識的にも無意識的にもそう思っている方が増えてきたように感じます。ですが、すぐに思い浮かぶのは「うちはマンションだから」とか、「忙しくて自信がない」といった思い。何を隠そうこれを書いている私自身もそうだったので、都市に生きる自分が農を実践することに対してハードルを高く感じてしまうことも事実だと思います。

そこで今回スローツアーでは、少し視点を変えて、私たちは「農業」で生計を立てるわけではなく、「農的暮らし」をはじめるのだと捉え直してみたいと考えています。

たとえば、自分の家で「桃の葉」をお風呂に入れるのもいいですし、もらった「種麹」で甘酒を仕込むのだって素敵です。畑ではなくベランダのプランターで小さく野菜を育ててサラダに添えてみたりといった、身の丈にあった「農的暮らし」ならすぐにでも出来そうな気がしてきませんでしょうか。


▲薬草を生活に取り入れるのもいいですね。

今回は、そうした都会でも出来る「農的暮らし」とはなにかを1年通して体験し実践していく連続企画のご案内をさせていただきます。

とは言っても、誰のアドバイスもなく実践するのは大変なことですので、この1年間、相模原で自然栽培農業を営む「すどう農園」の須藤章さんにお付き合いいただくことになりました。

須藤さんは、ご自身の畑で「さとやま農学校」という日帰りの農業体験・野菜づくり教室を開かれており、一般の人に農的生活の玄関口を開く取り組みをされており、その優しい人柄と面倒見の良い性格に惹きつけられる方が多くいらっしゃいます。

相模湖のすどう農園までは通えないけれど、まずは都市部である自分の家で出来ることから始めたいという方にぜひお越しいただければと思っています。

須藤さんから「頑張ることより続けること。楽しく進めましょう。」とメッセージをいただいています。一人での実践もいいですが、同じ気持ちの人たちと情報交換をしながら楽しく取り組んでみませんか?

4月~9月分の前期は満席となっていましたが、10月~3月の後期に残席が出ました。追加で4名様承れますので、ぜひご連絡ください。(9月20日現在の状況です)
→残席1となりました!(9月21日現在)
→満席となりました!(9月23日現在)

都会ではじめる農的暮らし
さとやま農学校@国分寺

▷定員:15名(後期分も満席となりました)

▷場所:国分寺cafe slowとご自身の家での実践

▷本講座の内容:
10月~翌3月の第二木曜日の19時~21時にカフェスローにて下記の3点を行います。

①ご家庭でも育てられる野菜の種まき
各回の季節に応じて、その時に育てられる野菜の種まきを行い、それぞれのご家庭の条件に合わせた育て方(ベランダの場合、日陰の場合、など)も教えていただきます。

②実践のフォロー
各ご家庭での実践の様子を写真で投影して、須藤さんからアドバイスをいただきます。自分以外の方の育ち具合や課題などを共有することで、多くの学びを得ることが出来ます。単発物の種蒔きイベントではないというのがこの連続講座の強みです。

③発酵などの農的暮らしのアイデアを知る
土の発酵(生ごみたい肥の作り方など)や糖化の実験、自家製酵母の作り方など、須藤さん流の「農的暮らし」のアイデアを教えていただきます。
講座当日に皆さんで一緒に実践する時と、ホームワークとしてご家庭で実践していただく時とがあります。

それぞれの月について、具体的には下記の通りに予定しています。(※進捗具合によって変更の可能性があります)

【10月10日(木)】
・季節の種まき。
・前期から参加の方は前月に蒔いた種のフォロー。
・土の醗酵(基本から生ごみたい肥まで)~実演

【11月14日(木)】
・土の醗酵のフォロー
・種まき野菜のフォロー
※この日は発酵などのワークは無しで、皆さんの実践に合わせて、須藤さんからアドバイスをいただく時間を多く取ります。

【12月12日(木)】
・糖化の実験(サツマイモと麦芽を使って)
・野菜のフォロー

【1月9日(木)】
・自家製酵母の作り方
・これからの季節の種まきのスケジュールの立て方など

【2月13日(木)】
・自家製酵母作りのフォローと育て方
・種の早春まきの方法(つけな・ブロッコリーなど)

【3月12日(木)】
・酢(酢酸菌)について
・春の種まき

また、毎回里山から野菜・ハーブ・あるいは醗酵しているものなど、何かしらリアルなものを須藤さんに持ってきていただきます。どんな講師よりも自然そのものが雄弁ですので、すどう農園さんに通訳していただきましょう。

▷本講座以外のコンテンツ

①ご家庭での身の丈にあった実践:
本講座に参加することがこの企画の目的ではなく、ご自宅で身の丈にあった実践をすることを目指したいと考えています。ノルマなどはありませんので、ご無理のない範囲で取り組んでください。

本講座で植えた種をご自宅で育てたり、発酵を見守ったり、薬草やハーブを生活に取り入れたりするなかで、うまくいったことや疑問などが出てくると思いますので、その共有と相談を次の回の本講座でしていただき、また家庭に持ち帰り自分なりの実践をしてみるという流れが出来れば幸いです。

②FBグループページを使った経過報告と相談:
本講座以外の時間にも、随時FBグループページ(外部非公開)を使って、それぞれの経過報告を写真もしくは動画で報告しあう方法を作ります。疑問などにすぐお答えできる態勢を作りたいと考えています。

▷参加費とお申込み

各回単発でのご参加は受け付けませんので、半年単位でお申込みください。

後期(10月から3月)のご参加:35,000円(税込み・材料費込み)

※後期は10月10日(木)からスタートします。
それ以降毎月の第二木曜日の19時~21時に本講座を行いますので、その日時の予定がつくかどうか事前にお確かめください。(参加出来ない日程があれば、インターネットでの参加などの方法を考えます。)
※講座にて配布する種や、各種薬草、発酵の材料などは上記の参加費に含まれています。
※ご自宅で使用するプランターや土などは、それぞれの家庭の条件が違うので自己負担でお買い求めいただくことになります。
※一度お支払いいただいた参加費は、途中で講座を抜ける場合もご返金をいたしかねますので、その点事前にご了承ください。

【講座の特典】

すどう農園さんでは、各講座の受講生に限定しての課外講座を各種行っています。

一般公開している講座ではありませんが、本講座にご参加いただいた方は、そのまますどう農園さんの課外講座へご参加いただくことが可能になります。

各講座の受講生が自主的に内容を考えてワークショップを開催する「さとやま楽座」や「石窯パン焼き講座」「ヒツジをさばく会」「草木染め講座」など、毎年ごとに様々な課外講座がありますので、どうぞそちらもお楽しみに。

※こちらについては「すどう農園」さんに直接お問い合わせください。
※参加費は別途かかります

この機会が、皆様にとって「農的暮らし」とは何なのかを体験するきっかけとなることを願っています。どうぞ奮ってのご参加お待ちしております。


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