2019-02-16

水俣食べる通信 編集長に聞く 「水俣から考えた『食べる』こと」

「みなまた、食の恩返し。」

というテーマが印象的な「水俣食べる通信」の諸橋賢一編集長にお越しいただき、車座になってお話を聞く会です。

海のイメージが今でも強い水俣ですが、その地を訪れるとその見え方は大きく変わります。海の向こうには当然のように山があり、山からは川が流れ、そして海へと繋がっていく。

海と山が水で混ざり合うその自然のなかで、命に向き合い生活をしてきた漁師や農家の方々の暮らし。そこに水俣の姿が浮かび上がってきます。

『水俣ほど生産者が食べることや生きることに悩み、当事者として「食」の安全や「命」に向き合ってきた地域はないのではないでしょうか。』

という言葉を、諸橋さんが下記のインタビュー記事で語っており、

『水俣の若い世代の生産者と話をすると、その想いのなかには必ず、地元の「食」を守ってきた先輩たちの姿があります。「食」で大変な思いをしてきたからこそ、農薬や化学肥料を使わないで作物を育て、食の安全性や環境保全に対する意識が高い生産者が多いです。

『水俣食べる通信』では、水俣病による風評被害や苦難のなかで、真摯に食べものを作り続けてきた人たちの生きざまや想いを伝えて、ありのままの水俣を表現できればと思っています。』

と、続いています。(以上『』内、インタビュー記事より抜粋:https://taberu.me/post/stories/20171108/5000.html

経済優先の社会に翻弄されてきた水俣の、過去を踏まえた今の姿についてお話を伺いたいと思っています。

スライド等はとくに使わず、少人数で車座になって話す会として行います。2時間のテーマは下記の通り。

①食べることは、生きること。何に依存して生きるか?
②食べ物をどうやって得る?3つの経済の話
③里山、里海と都市の関係。祭りの話

水俣を舞台に「食」を考えるきっかけとして、是非ご参加ください。

少々真面目なご案内になってしまいましたが、イベントページで使わせていただいたお写真だけでも十分に分かる通り、諸橋さんの人を惹きつけるお人柄もあわせて伝わる時間になればと思います。

***
【 水俣食べる通信 編集長に聞く
「水俣から考えた『食べる』こと」 】

▷日 時:2019/3/9(土)13時00分~15時00分(12時45分受付開始)
▷会 場:Cafe slow 2階ワークショップスペース
▷定 員:15名
▷参加費:1,500円
(水俣食べる通信のバックナンバー1冊付き!)
▷予 約:下記申込みフォームからお願いいたします。
https://goo.gl/forms/TD5j6zQDXG6SUCui1
※イベントページに参加予定としただけでは正式申込みになりませんので、ご注意ください。)


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